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[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2013.06.03 発表

イギリス、史上最悪レベルに増加した密猟からゾウを守る意識啓発キャンペーンを開始

 イギリス政府は、象牙を目的とした密猟件数が史上最悪となっている現状を受け、ゾウを救うための意識啓発運動を開始した。これは、野生動物保護団体や動物園等と共同で1年間にわたり、絶滅危惧種4種(サイ・ゾウ・オランウータン・トラ)の危機的状況の周知を図るキャンペーンの一環である。象牙は主に装飾品に用いられ、また特定の疾病治療にも役立つとの間違った認識もなされている。ワシントン条約の推定では、2011年に密猟されたゾウはアフリカだけも1万7000頭以上で、実際の数はこれをはるかに上回るという。また最近の世論調査によると、イギリス国民の3分の1以上が、ゾウなど絶滅危惧種の身体部位が代替医療に使われていることを知らない。このままでは我々が生きている間にゾウは絶滅する恐れがある。このためキャンペーンを通じて、消費者や旅行者に対し、1)象牙を買わない、2)代替医療薬など絶滅危惧種の身体部位を利用している可能性のあるものは購入前によく考える、3)製品の由来や持続可能な生産方法によるものかを確認、4)野生動物保護活動への参加・支援、等の協力を呼びかけていくという。【イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)】

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