【国連】2013.05.13 発表
国連環境計画(UNEP)と欧州特許庁(EPO)は、調査報告「アフリカの特許とクリーンエネルギー技術」を発表した。それによると、クリーンエネルギー技術(CET)関連の特許出願のうち、アフリカで出願されたのは全体の1%に満たないという。7本の大きな水系のほか、太陽光、風力、地熱等、クリーンエネルギーを生み出す大きな可能性を秘めるアフリカで特許出願が少ないということは、CETを自由に利用できるということだが、その反面、技術を持っている企業が技術移転を促進するためのノウハウの提供に消極的だということにもなる。アフリカには現在の化石燃料エネルギー源から一挙にCETの採用段階へと移行し、温室効果ガス排出を削減しつつ、固形燃料の使用を原因とする死亡率の高さを低減できる可能性があるという。報告書では、気候変動を緩和する技術の移転に役だつように、国際協力を拡大し、持続可能な特許制度を確立して維持することが、CETの発展と経済成長につながるとしている。【国連環境計画】
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