2011-2020年生物多様性国家戦略（SNB）を掲げているフランスの環境・持続可能な開発・エネルギー省は、2013年4月4日、2013年度SNB認定プロジェクトの募集を開始した。2012年5月の第1回募集に続き2回目の募集となる。応募を望むプロジェクト実施組織はSNB参加組織として登録し、SNBの目的やビジョン等に同意した後、自主的なプロジェクトを提示する。各参加主体が生物多様性に関する行動計画を策定し、国家SNB委員会の評価を受け、合格と判定されれば認定プロジェクトとなる。
　第1回募集では22のプロジェクトが選定された。プロジェクト主体は主に大企業であったが、自治体や労働組合のプロジェクトも選定された。生物多様性国家戦略は、生物多様性の公平で持続可能な利用を通じて生物多様性の保全や修復、強化等をすることをめざし、人間と自然との関係を修復することを目的としている。環境・持続可能な開発・エネルギー省は、この募集は優秀なプロジェクトを評価するだけでなく、この戦略への参加を呼びかけ、新たな参加者を募るよい機会となるとしている。【フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省】