【アメリカ】2012.10.11 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、有害なディーゼル排気の削減キャンペーンの一環として、選抜したクリーンディーゼル・プロジェクトに総額3000万ドルを支援すると発表した。ディーゼルエンジンは耐久性及び燃費効率に優れているが、旧型は、窒素酸化物(Nox)や粒子状物質(PM)を基準値を超えて大気に放出し、ぜんそくや肺・心臓疾患、早死等の健康問題を引き起こしている。EPAのディーゼル排出削減プログラム(DERA)では、船舶や機関車、トラックやバス等の旧型ディーゼルエンジンの交換・改良・再生を実施。これらの助成により1100万台への対処が可能だという。
今年の選考では、最大の健康・環境効果を上げる可能性のある提案を採択。また、大幅な排出削減を目指して、船舶や機関車等比較的大きなエンジンには1件当たりの助成額の引き上げがなされた。
DERAは2005年に成立し、2008年度から助成を実施。これまでに500件超を助成し、数十万トンの汚染物質の削減及び数百万ガロンの燃料節約に貢献している。【アメリカ環境保護庁】
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