【アメリカ】2012.05.30 発表
アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、生物豊かな河口域に関する科学教育用のウェブサイトにおいて、新たに中等学校(5~8年生)向けオンラインカリキュラムを公開した。このサイトは、NOAAと沿岸に位置する各州との連携による米国内28か所の河口域の研究・保全プログラム(NERRS)が運営するもの。無料で利用できる同カリキュラムでは、新たな対話型学習ツールを提供し、子供達を河口域の探検・調査に導きながら、環境保護への意識づけとともに、科学の基本概念の指導や科学的思考能力の育成を図るという。具体的には、ビデオクリップやリアルタイムの水質・気象データ、気候や海洋と深く関わる河口域の働きを視覚的に捉えるための対話型地図などを提供。また、同カリキュラムは、全米科学教育基準に準拠し、6つの単元(地球科学、物理科学、生命科学、調査・監視の必要性、人間との関係、管理責任)で構成されている。15のアクティビティ(河口域のサメ、石油流出事故、マングローブ、カキ等)も組み込まれており、その中には、気候変動による河口域への影響について理解を促すものも数多く含まれている。【アメリカ海洋大気庁】
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