欧州最大の環境会議である「グリーンウィーク」が、5月22日から25日までベルギーのブリュッセルで開催される。今年のテーマは水であり、NGO、政府、EU職員ら約3000人の参加者が、急速な人口増大に直面した中での高い品質を持つ水の供給や気候変動における対応といった水問題の解決策について議論する。さらに、組織や企業によって実証された手法が展示において紹介される。グリーンウィークにおける議論の成果は、今年11月に公表される欧州の水資源の保全のためのコンセプトにおいて考慮される。また、グリーンウィークの期間中に、コンセプト策定を目的に第3回欧州水会議が開催される。欧州水会議は、関係者、加盟国、そして欧州委員会の間で水に関して審議・対話をするためのプラットフォームを提供する。コンセプトは、テーマ「資源としての水」に関するEUの新しい政治的戦略を策定することにより、持続可能で公正な利用を実現する高い品質を持つ水に供給を長期的に確保することを求めている。【欧州委員会環境総局】