【その他】2012.04.20 発表
2012年4月20日までデンマークのホーセンスで開かれた欧州環境閣僚会議で、閣僚らは、欧州経済危機からの脱却にはグリーン経済への移行以外に道はないとの結論で一致し、この移行により数百万の雇用が創出され、持続可能で競争力ある欧州経済が構築されるとの見通しを示した。会議では、EU理事会議長国デンマークが作成した第7次環境行動計画の概略についての議論も行われた。閣僚らは、グリーン経済の推進のため、欧州では、リサイクル率100%を目指した効率よい資源の利用を目指し、少ない資源で環境に優しい製品を製造するよう、生産方法も切替えていかなければならないとした。
会議では、欧州廃棄物法令の実施強化や2012年6月20~22日にリオデジャネイロ(ブラジル)で開催される「国連持続可能な開発会議(Rio+20)」についても議論し、包括的グリーン経済は持続可能な開発と貧困根絶を達成する手段であり、持続可能な開発目標についての議論もグリーン経済へのロードマップと切り離せないとの見解で合意した。議長を務めるイーダ・アウケン環境相(デンマーク)は、「EUが一丸となって世界のグリーン経済への移行を先導する」と述べた。【デンマーク環境省】
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