アメリカ環境保護庁（EPA）は2012年3月9日、ニューヨーク州マディソン郡にスマート成長戦略実施のための技術支援を行うと発表した。この取組はEPAの「スマート成長実施支援（SGIA）プログラム」の一環で、コミュニティが環境・資源の保護、経済成長、住民の健康・QOLの向上を図りつつ開発に取り組むのを支援する。同プログラムの目標は、スマート成長政策の実施に関心のあるコミュニティを支援すること、その経験を踏まえ、同じ地域で同じような問題を抱えるコミュニティで同様のプロジェクトを実施すること、持続可能な成長への共通の障害を明らかにして新たなツールを開発することである。2012年は、マディソン郡のほかにマッドリバーバレー（バーモント州）、スポケーンインディアン保護区（ワシントン州東部）など4地域が災害対策、水インフラ整備、エネルギー計画等で技術支援を受ける予定。2005年以降、EPAは住宅都市開発省（HUD）、運輸省（DOT）とのパートナーシップにより31のSGIAプロジェクトを支援している。【アメリカ環境保護庁】