【アメリカ】2011.05.24 発表
アメリカエネルギー省(DOE)と教育省(ED)、全米科学教師協会(NSTA)は2011年5月24日、新たなエネルギー教育イニシアティブとして、「全米家庭エネルギー教育計画」の開始を発表した。DOEのもと、NSTAの運営により催されるこの取組は、アメリカの青少年にエネルギー効率の向上によるメリットについて学ぶ機会を与え実践させることで、各家庭における省エネを図り、光熱費の軽減にも役立てようというもの。数学や科学など理系の知識を日常生活に生かすことにより、理系教科に対する若者の意欲を鼓舞する狙いもある。
同計画では、全米の小3~中2の生徒が家族も含めてチームを組み、今秋の3ヶ月間、知恵を駆使して省エネし、前年同時期の光熱費と比べた省エネ率の大きさを競う。地区単位の勝ち抜き戦で、最終的には全米1位を決める。地区優勝者なども含めた賞金総額として20万ドル以上が用意されている。付随する企画として、ネット上でクイズに答える形式もあり、省エネ関連のさまざまな知識が学べるよう工夫されている。【アメリカエネルギー省】
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