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[海外エコニュース一覧]

【アメリカ】2011.01.20 発表

アメリカ海洋大気庁、アメリカ南部の干ばつは春まで続くと予報

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)気象局は、ラニーニャ現象のために暴風と降水がアメリカ北部に偏り、西部が多雨多雪に見舞われているのに対し、南部と南東部では干ばつが続いており、この乾燥状態は春まで続くとの予報を発表した。
 昨夏のラニーニャ発生により大西洋ではハリケーンが多数発生し、熱帯性暴風雨も今季は観測史上3位となる19個を記録したが、それも南部には十分な量の降水をもたらさず、晩秋以降、極度の乾燥状態が続いている。特にテキサス、フロリダの両州が深刻で、テキサス州では降水量が例年の5~50%程度となっている。この干ばつにより、農業への影響や水量確保の懸念に加え、山火事の増加も懸念されている。また、現在のラニーニャ現象が来年まで持続するおそれもあり、その場合は南部の干ばつも続く可能性が高いという。
 NOAAの極軌道衛星は干ばつの測定、追跡、予報の要となっており、極軌道環境衛星(POES)から送られるデータは、気象の分析と予報、気候の調査と予測、世界の海面温度計測、森林火災の発見、世界の植生分析等のさまざまな環境モニタリングに役立っている。【アメリカ海洋大気庁(NOAA)】

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