【アメリカ】2011.01.14 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、学校の室内空気環境(IAQ)向上プログラムに基づき、教育関係者らとシンポジウムを開催した。アメリカには13万2000以上の学校があるが、その多くは建物が古く、良好な環境にあるとは言えない。多数の生徒や職員が長時間を過ごす学校の室内空気の汚染は人の快適性と健康を損ない、それが集中力や出席状況、ひいては学習成績にも影響する可能性があるという。シンポジウムでは、学校状況の改善と将来の室内空気環境による健康リスク防止のための行動をリードする全国8カ所の学校区の活動が紹介され、またラドン、カビ、害虫駆除、喘息管理等、さまざまな環境リスクが取り上げられた。EPAが1995年に開始した学校IAQ向上プログラムは、学校にIAQチームを設ける、学校のラドン汚染を検査する等の学校IAQ向上策を紹介する学校IAQ用ツールのアクションキットをウェブ上で配布するなど、学校区による効果的なIAQ管理プログラムの計画と実施に役立っている。【アメリカ環境保護庁(EPA)】
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