9月7日、欧州委員会は、生物多様性に関する2010年以降のEU戦略に関するインターネット世論調査を開始した。世論調査の対象は、市民、利害関係者、公的機関、経済機関、市民団体などであり、現行の生物多様性政策において欠陥している点、生物多様性に関する経済的視点、並びに生物多様性ガバナンスといったことについて調査される。世論調査の結果は、現在、作成中の新しい戦略において含まれる。世論調査の期間は2010年10月22日までである。
　欧州議会は、2010年3月、2020年までの野心的な目標を承認した。ここでは、欧州連合域内における生物多様性の損失と生態系サービスの悪化を2020年までに停止させ、生物多様性、並びに生態系サーボスを可能な限り再生し、同時に、生物多様性の地球規模での損失への阻止に貢献することを目標に掲げている。欧州議会は、欧州委員会に対し、生物多様性の損失の要因を調査し、阻止するための戦略を戦略を作成することを要請している。【欧州委員会環境総局】