【アメリカ】2010.06.25 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、スーパーファンド法に基づいて旧ダビー廃棄物埋立処分場を浄化し、公園として利用する再開発事業について、フロリダ州ブロワード郡を表彰した。同表彰を受けた事業は、フロリダ州ではほかに1件しかない。ダビー埋立地は1964年からゴミ焼却炉用地や、一般廃棄物、建築廃材、タイヤ等の埋立処分場、汚泥貯留池として運用されていたが、1981年に地下水汚染が判明し、1987年までにすべての運用を中止して閉鎖した。1989年、EPAの監督下でブロワード郡が汚染された汚泥を掘削・排水・安定化し遮断型処分場に埋設。その後、地下水の定期モニタリングを続け、2003年9月に浄化基準を達成、2006年には全国浄化優先順位表からも削除された。跡地のビスタ・ビュー・パークは2003年7月に開園。乗馬、サイクリング、パラグライダー、キャンプ、ラジコン飛行機、ボート、釣り等が可能な多目的公園として来園者を集め、2カ所あるグランドのうちひとつはアメリカ障害者法の要件を満たし、障害者・健常者が一緒に遊べる場所としての認証を受けている。【EPA】
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