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【中国】2010.06.18 発表

北京市、大気汚染防止のため、取り締まり強化月間を実施

 中国北京市の環境保護局は、北京市の大気を汚染する自動車に対し、1ヶ月間の集中取締りを開始した。特に大型貨物車両、ダンプカー、排ガス基準を満たさない「黄標」車、北京市外で登録されたトラックが取り締まりの対象となる。車輌からの汚染物質排出が大きな脅威となっている北京市では、走行中の車輌の排ガスを計測するため、100か所以上の遠隔測定地点を設けることにしており、排ガス規制を満たさない市外登録車輌は、ただちに市外へ出るよう要請されるという。いずれも日常的に行われる対策ではあるが、強化月間には取り締まりの頻度を増やし、規制の厳格化を図るとしている。
 取り締まり強化の背景には、2009年の北京市の大気質が、中国国内31の省都・直轄市都市のうち28位と低位であったことがあげられる。北京市内を走行する車輌の総数は、2010年末には500万台に上るとみられ、市の環境保護局は、汚染車輌の市内からの締め出し、ノーカーデー規制の拡大など、各種の対策を試みている。環境保護局の最近の発表によると、市内の「黄標」車の所有者に補助金を交付し車輌撤去を促す制度が、2010年末まで7ヶ月間延長することになったという。この制度を導入した昨年は、10万6000台の汚染車輌が市内から姿を消したという。今年は4万台削減を目標としており、今回の期間延長もこの目標達成を確保するためのもので、5月末までに1万3000台が削減された。【中国環境保護局】

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