【国連】2010.06.05 発表
国連環境計画(UNEP)は、ルワンダで行われた世界環境デー(WED)の式典に際し、約8万5000ドルがゴリラ保護活動へ寄付されると同時に、太陽エネルギー装置300台が子供たちへ贈られたと発表した。UNEPの報告によると、大コンゴ盆地に生息するゴリラは、現状では10~15年のうちに絶滅する危機にある。UNEPは、ゴリラ保護活動の一部として、WEDのウェブサイト上に登録されたすべての環境保全活動につき各10ドルを、ルワンダの火山国立公園に寄付。世界中の団体やNGO、企業等の参画によって総額は5万ドルに達し、さらに北京の企業やUNEP韓国事務所等の寄付を加えると8万5000ドルに上ったという。
一方、ルワンダ政府の低炭素・グリーン経済開発に共感を抱いた、エネルギー会社フィリップ社は、WED遺産イニシアティブとして家庭用太陽発電システム300台を提供、UNEPおよびルワンダ政府の貧困・環境プロジェクトのパイロット地域となっているルバヤ村に50台を設置し、残りは、電気のない農村地域の子供たちへ寄贈された。
UNEPのアヒム事務局長は、グリーン経済成長のパイオニアとなったルワンダでこのプロジェクトが成功したことを喜び、このWEDは共通の明るい未来へとつながるものとの期待を表明した。 【国連環境計画(UNEP)】
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