【ドイツ】2010.05.17 発表
ドイツ連邦環境省のレトゲン大臣は、5月17日、国家温暖化防止イニシアティブの予算で助成したプロジェクト「節電チェック」の中間結果を発表した。プロジェクトは、ドイツカリタス連盟とドイツエネルギー・温暖化防止エージェンシー(eaD)が共同で実施しており、長期失業者を節電相談員として養成し、彼らを低所得者世帯に派遣し、節電と節水を重点にアドバイスを提供するというもの。プロジェクト開始以降、1200人以上の失業者を節電相談員として養成し、過去16ヶ月で2万6000世帯を訪問した。その結果、全世帯で7万tのCO2削減を達成し、相談員の訪問を受けた世帯は、年平均92ユーロの電力費用の削減を達成した。さらに、プロジェクトは自治体単位での参加となっているため、低所得者世帯の光熱費を負担する自治体の財源にも利点をもたらしており、自治体負担額が世帯あたり年平均63ユーロ削減される結果となっている。
レトゲン大臣は、このプロジェクトを、「環境保護と社会的弱者に対する自立支援の連携を成功させた」と評価している。【ドイツ連邦環境省】
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