【国連】2009.11.03 発表
国際自然保護連合(IUCN)は、世界の絶滅危惧種の状況を示す、最新の「レッドリスト」を公表。調査した生物種47,677種のうち、17,291種が絶滅のおそれがあることが明らかになった。
このうち、現在、最も絶滅のおそれが高いのは両生類で、世界の両生類の3分の1の種が絶滅の危機に瀕しているという。また、ほ乳類の5分の1、植物の約70%、淡水性魚類の1000種、鳥類の12%、は虫類の28%、無脊椎動物の35%に絶滅のおそれがあることも分かった。
なお、植物のうち、114種は、既に絶滅、あるいは、野生では絶滅している。
今回のレッドリストを受けて、IUCN生物多様性保全グループのスマート部長は、生物多様性に関する2010年目標(2010年までに生物多様性の失われる速度を著しく低減する)は達成できないという見通しを示し、各国政府に対して、生物種の保護に真剣に取り組むよう求めた。
なお、IUCNでは、1963年から毎年、世界の生物種の保護の状況について、レッドリストを公表している。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=602&ArticleID=6360&l=en&t=long
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