【アメリカ】2009.10.22 発表
家庭での暖炉や薪ストーブの利用が始まる前に、アメリカ環境保護庁(EPA)では、煙による汚染を減らす「賢く燃やそうキャンペーン」を打ち出している。
木を燃やして発生する煙には、吸い込むと健康に影響を及ぼす粒子状物質や様々なガスが含まれており、子供やお年寄り、ぜんそくなどの病気を持っている人には特に有害。
このキャンペーンでは、適切な木材を、適切な燃焼設備で正しく燃やし、大気や健康、住宅を守ることの重要性を訴えている。
薪を燃やす際のヒントとして、EPAでは、乾燥したものを利用した方が暖房用には効率がよいこと、塗装された木材や化学処理された木材、ゴミを燃やさないことを提示。毎年、資格のある業者に薪ストーブや暖炉を点検してもらい、煙突から有害な煤を取り除いてもらうよう勧めている。
また、EPAでは、薪ストーブなどの認定を行っているが、認定を受けたものは、旧式のものと比べて、煙の量が70%も少ないなど、空気をあまり汚さない。効率も良く、燃料代も安いという。EPAの認定を受けた薪ストーブに変えることも提案されている。【EPA】
Copyright (C) 2009 ECO NAVI -EIC NET ECO LIFE-. All rights reserved.