【フランス】2009.09.10 発表
学校や保育園の大気質をモニタリングする実験的な全国キャンペーンの開始を発表するため、ジュアーノ閣外大臣は、9月11日、パリ14区のブラール小学校を訪問する。
このキャンペーンは、9割の時間を室内で過ごす子供たちが、どのような汚染物質を吸い込んでいるのかを把握するもの。フランスでは、呼吸器系の疾患や喘息、気管支炎が子供のいる家庭で増えている。
キャンペーンの第一弾として、エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省では、2009/2010年度に150箇所の建物のモニタリングを予定。さらに、2009~2011年にかけて、全体で300箇所の建物でモニタリングを実施する。
ホルムアルデヒドとベンゼンを封じ込める対策が、大気質のモニタリングに同意した団体、国立産業環境災害研究所(INERIS)などの支援を受けて、実施される。
なお、この実験は、2012年から大気質のモニタリングを義務付けたグルネル第2法案の約束を実現するもの。また、第2次健康・環境全国計画においても、重点課題として盛り込まれている。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省】
http://www.developpement-durable.gouv.fr/article.php3?id_article=5805
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