霊長類のペット所有者に、お世話の方法をアドバイスする手引きが、新たに提案された行為規範の中で発表された。ペットとして飼育されている霊長類は、イングランドで1200頭ほどいると推定されている。霊長類の福祉に必要なニーズについて十分な知識を持ったバイヤーを通さずに、霊長類が入手されているという懸念に答え、イギリス環境・食糧・農村地域省は、ペットの所有者、獣医、動物福祉団体などからなるワーキンググループを発足させた。
　今回の行動規範では、2006年動物福祉法のもと、所有者が守るべき既存の法的条件に焦点を当てるとともに、（1）個人が霊長類を飼育するために適した環境をつくる方法、（2）健康的な食事を提供する方法、（3）ストレスの兆候を調べる方法、（4）痛みや苦しみ、病気などから守る方法　について、実践的なアドバイスを提供している。
　この行動規範案に関するパブリックコメントは11月30日まで募集する。【イギリス環境・食糧・農村地域省】