【ドイツ】2009.09.09 発表
自動車メーカー「フォルクスワーゲン社」と再生可能エネルギー電力会社「リヒトブリック社」が共同でコジェネレーション・プロジェクトを実施することを受け、ドイツ連邦環境省のガブリエル大臣は、9月9日、これを歓迎するコメントを発表した。この2社は、今後10年間に高効率コジェネレーション設備を10万件建設することを目指している。ガブリエル大臣は、「柔軟性がなく、危険な原子力発電は過去のもの。未来は、再生可能エネルギーと柔軟性のあるコジェネレーション設備が支える。これにより、誰でも家庭で、簡単に、電気と熱を生産することができ、地球温暖化防止に役立ち、財布にも得だ」とコメントした。
10万件分のコジェネレーション設備を合計すると、発電能力は2000MWとなり、大規模な原子力発電所2基分に相当する。設備をスマートグリッドでネットワーク化することにより、風力発電をも柔軟に制御することができるバーチャル発電所を作ることができる。
フォルクスワーゲン社は、設備をザルツギッターにある自動車工場に導入する予定であり、プロジェクトを通じ、雇用を守り、さらに新しい雇用を生み出すとしている。【ドイツ連邦環境省】
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