【国連】2009.08.23 発表
韓国のテジョンで開催されていた地球温暖化に関する「トゥンザ国際子供・青年会議」が8月23日に閉幕。参加者らは、引き続き、地球温暖化を国際交渉の主要テーマとしていくことを誓った。
今回の会議では、世界の30億人の子供・青年を代表し、地球温暖化問題について、確固たるビジョンとリーダーシップを求める宣言を採択。「公平で行動に根ざした、全ての国に採択・実施されるような、京都議定書後の枠組に合意すること」、「明確に定義された炭素行動計画や気候変動対応戦略を策定・実施すること」、「再生可能エネルギーに基づくグリーン経済へ移行すること」などを盛り込んだ。また、自動車の数や交通渋滞を減らすこと、学校や大学で環境教育を義務付けること、商品にカーボンフットプリントやエコロジカルフットプリントの表示を義務付けることなども盛り込まれている。
また、地域行動計画(アジア太平洋、アフリカ、南米・カリブ海諸国、北米、西アジアが対象)にも合意し、12月にデンマークのコペンハーゲンで開催される第15回気候変動枠組条約締約国会議(COP15)に若者も招集すること、この会議について学校や教会、スポーツのチーム等で普及啓発すること、「Unite for Climate」などを通じたソーシャルネットワーキングに参加することなどを提示した。
今回の会議には、青年220名(15~24歳)、子供580名(10~14歳)が参加。
COP15まで110日を切る中、各国に交渉妥結への圧力をかけようと、世界100都市を縦断するラリーも若者によって企画されている。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=594&ArticleID=6281&l=en&t=long
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