【環境省】2009.07.09 発表
環境省は、「生息域外保全方策検討業務」で、昨年度実施した「生息域外保全モデル事業」において、野生下で絶滅していたコシガヤホシクサが、最後の自生地であった茨城県下妻市砂沼で発芽に成功したと発表した。
コシガヤコシクサ(学名:Eriocaulon heleocharioides)は、水位が高い間は水中で成長し、水位が下がる秋頃に水面に花茎を出して結実するという水位変動に応じたサイクルで生育する植物。砂沼では、春~夏季に農業用水として溜水させ、農業用水の需要がなくなる秋季以降は水位を下げる水管理がなされていた。全国的な水不足となった1994年、一年を通じて溜水させておく水管理に切り替えられたため、花茎が水中に没したまま結実できず、消滅したが、平成20年度の「生息域外保全モデル事業」で、関係者と水位環境改善への合意形成を図り、砂沼への播種実験などを実施し、砂沼での発芽に成功したとのこと。
環境省では、植物園や動物園などの協力のもと、植物4種、動物4種で、域外保全の知見や技術の集積のための「生息域外保全モデル事業」を実施している。【環境省】
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