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【イギリス】2009.06.18 発表

イギリス 夏のロンドンは40℃越え!? 温暖化影響の最新予測を公表

 イギリスのヒラリー・ベン環境大臣は、6月18日、地球温暖化がイギリスに及ぼす影響を予測した最新の報告書「イギリス気候予測2009(UKCP09)」を公表した。
 世界的に温暖化対策が行われなかった場合、イギリスでは、夏に気温が上昇して乾燥し、冬は温暖で雨が多くなる他、異常気象や海岸浸食の危険性が増加するという。
 この報告書は、イギリス気象庁の科学的知見に基づいたもの。温室効果ガス排出量について3つのシナリオ(多い・中・少ない)を想定し、21世紀末までに、気候変動がイギリスに及ぼす影響を示した。
 排出量が中程度だった場合、2080年代の予測は以下のとおり。
●夏の平均気温は、イギリス南東部で2~6℃、中部では4℃上昇
●南東部の夏の降雨量は22%減少(すでに南東部では水不足気味)、北西部での冬の降雨量は16%増加。
 降雨量の増加で洪水の危険性が増す。
●海面上昇は36cm。
 現時点では、世界の排出量は、ほぼ「中程度」のシナリオにそっているが、「多い」シナリオに向かう可能性も十分ありえる。
 排出量が「多い」シナリオでは、夏の平均気温は12℃上がると予測され、ロンドンの夏のピーク時の気温はいつも40℃を超えることになるという。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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