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森林(熱帯林)の減少

森林(熱帯林)の減少に対する取り組み

国際的な取り組み

熱帯林行動計画
現在、多数の開発途上国において、熱帯林行動計画による取り組みが進められている。熱帯林行動計画には以下のような項目が示されている。
  • 土地利用における林業
  • 林産業の開発
  • 燃料とエネルギー
  • 熱帯林生態系の保全
  • 制度・機関の分野について国際的な行動指針
国際熱帯林木材機関(ITTO)
熱帯木材貿易の安定的拡大のみならず、生態系維持の観点を含む森林の保全・開発を推進するため、森林の管理・保育などに関するプロジェクトを実施している。また、2000年を目標に持続的管理が行われている森林から生産された木材のみを貿易の対象とするとの方向を打ち出している。
森林原則声明
UNCEDで森林原則声明が採択された(1992年採択)。森林原則声明は以下のような内容を含んだメッセージとなっている。
  • 森林に関するはじめての世界的合意(ただし、条約と異なり法的拘束力はない)であること
  • 森林問題が他の地球環境問題と密接に関連した広範囲におよぶ問題であること
  • 森林の持つ多様な機能の保全と持続可能な開発が重要であること
  • 開発途上国の取り組みに対する国際的な協力が必要なこと


    資料 「最新環境キーワード 第2版」
    (環境庁長官官房総務課 財団法人経済調査会発行)

その他の取り組み

海外植林活動
失われた熱帯林を再生させるために、様々な企業が自主的に海外で植林活動を行っている。緑の失われた土地に対して植林することは、新たな生態系を創出することや、地球温暖化防止の観点から二酸化炭素の固定化などにも役立つ大事な取り組みと言える。

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