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クルマにまつわるエコライフ(2)

エコドライブってなんだろう

クルマに乗るときには、効率のいい乗り方を工夫したいですね。
努力と工夫次第で、思った以上に大きな差が生まれることがわかっています。

アイドリング中もガソリンを消費している

ポイントはいくつかあります:

 
アイドリングストップの効果
(社)日本自動車連盟(JAF)のテストによると、同じ条件の車・運転で120km走行したときに、アイドリングストップを実施するかしないかで約800ccのガソリン消費に差が出たとの結果が出ています。
国土交通省の資料では、10分間のアイドリングによって、乗用車の場合140ccのガソリン燃料が、大型ディーゼル車では最大300ccの燃料が無駄になると紹介しています。
タイヤの空気圧と燃費
(社)日本自動車連盟(JAF)のテストでは、タイヤの空気圧を指定圧より0.5kgf/cm2低くして走行した場合、燃費が4~8%悪化、特に下り坂で約8%の悪化との結果が公表されています。
また、平成12年4月に日本自動車タイヤ協会の実施したタイヤ点検調査では、乗用車の約2割が整備不良で、うち63%が空気圧不足と報告しているとのことです。
経済速度による運行
一般道では40km/hr、高速道路では80km/hr程度での走行が経済的。ディーゼル貨物車が高速道路で80km/hrから100km/hrに速度をあげて走行した場合、燃費が約30%悪化するとの例もあります。
不要な荷物を積まない
乗用車で不要な荷物10kgを降ろせば、ガソリン20cc分の節約になるとの報告も。
空ぶかしや急発進・急ブレーキの抑制

こうした運転技術等以外にも、渋滞解消に寄与する違法駐車等などの回避や、相乗りや公共交通機関の利用を進めるなどの取り組みも有効な手段となります。


データ出典

  • 「燃料消費効率向上のための『エコドライブ10のおすすめ』」、国土交通省
  • 「ユーザーテスト」、(社)日本自動車連盟
    (社)日本自動車連盟(JAF)では、走行条件等の違いが実際のどの程度の効果や影響を生み出すのか等について、実際に走行調査を実施してその結果を公開している。
    アイドリングストップの効果についての調査では、排気量1500ccの同条件の車2台で120kmを走行して、一方は意識的にアイドリングストップを行い、もう一方は全くしないケースで比較。共にガソリン流量計を取り付けて1cc単位のガソリン消費量を計測した。渋滞している市街地の通過(平均速度 18km/hr)でアイドリングストップ33回、243ccの節約;踏み切りで電車の通過待ち、3分間で47ccの節約;など区間ごとの走行条件とそれによる燃料消費量の比較を行い、最終的な燃料消費の差は796ccとなったと公表している。
    空気圧テストでも同様の条件で、適正空気圧車と0.5kgf/cm2の低空気圧車で一般道、高速道路、上り坂、下り坂の合計約150kmコースの走行調査によって比較している。

関連リンク


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