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冷暖房にまつわるエコライフ(2)

一歩進んだ使い方

家庭の消費電力量で、もっとも多くを占めるエアコン。その使い方が省エネ対策の最大のポイントです。

設定温度を適正温度にすれば、エネルギー削減につながるのはわかります。では、その効果は実際にどれくらいあるのでしょうか?

カーテンや天井付近の空気を循環させて暖房効率を上げる

(財)省エネルギーセンターの調査によると、

  • 外気温31℃のときに、6畳クラスのエアコン(能力2.2kW)の設定温度を27℃から28℃に変えたときの省エネ効果は年間で30.24Whr/h
  • 外気温6℃のときに、同機種のエアコンの設定温度を21℃から20℃に下げると、その省エネ効果は年間で53.08Whr/h

とのこと。年間で合わせて83.3kWh分が節約できると試算しています。
これは、冷暖房時の消費電力量を約400Whrと見積もると、約9%分の省エネルギーになるわけです。

冷暖房するときには、いろんな工夫が楽しめます。ちょっとした工夫で、大きな効果を得られます。

  • エアコンやファンヒーターのフィルターが詰ると効率は約10%も落ちます。掃除は2週間に一度が目安(カタログを確認してください)。
  • 暖かい空気は上に逃げていきます。特に冬場はせっかく暖めた空気が天井近くにたまりがち。うちわや扇風機で、空気を循環させるとまんべんなく暖まります。
  • 窓は熱の逃げ道です。カーテンやブラインドを使って冷気や熱を逃がさないように。
  • 夏の西日対策には、すだれやつる性植物を這わせるのも。見た目も涼しげですよね。
  • ホッとカーペットやコタツ敷きの下に敷いて熱効率を高めるアルミシートや断熱マット、カーテンの裏に取り付ける保温カーテンなど便利な小道具も増えています。
  • 冬の暖房には、電気カーペットなど足元を暖める暖房器具との併用を。上手に使って、エネルギーセービングで快適な暮らし。

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