赤ちゃんのおむつ、紙派と布派、両用派がいます。特に布派は、外出時には紙おむつを使うなど使い分けるケースが多いようです。
また、中には子どものかぶれなどの影響で布オムツを使わざるを得ないケースもあるようです。
環境への負荷という観点では、紙おむつと布おむつ、どちらがより望ましいといえるのでしょうか?
実のところ、おむつ論争には明確な結論が出ていないのが実情です。
布おむつは、ごみとして捨てる量は圧倒的に少ないものの、その分洗濯するときに水や洗剤を多く使えば、環境への負荷が低いとは一概に言えないようです。お湯を使って洗ったり、急な替えの必要で乾燥機を使うなどすれば、その分布おむつの環境負荷は高くなります。
最近、昔ながらの「布おむつ」の人気が高まっているそうです。布おむつは洗濯などの手間はかかりますが、ごみの削減につながる上、繰り返し使えるので家計にもやさしいと好評です。ただし外出では便利な紙おむつを持っていくなど、使い分けもしています。 また、布おむつの洗濯を請け負う業者も出てきています。契約家庭の玄関脇におむつ回収BOXを設置して、定期的に循環し、回収していきます。洗濯サービスが家事の手間を省くという現実的な選択でもあるわけです。
一方、日本全国では1年間に約131億枚の紙おむつが使い捨てられています(2020年の統計)。
紙おむつと布おむつ、一概にどちらが環境への負荷が少ないかは言えないところもありますが、こうしたところからもごみの減量や環境への負荷低減について、考えてみてはいかがでしょうか。
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