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冷蔵庫にまつわるエコライフ(2)

置き方が大事だって知ってた?

冷蔵庫は、庫内を冷やすために吸収した分と、運転に要する消費電力分の合計に相当する熱を庫外(部屋の中)に放熱しています。冷蔵庫の壁面を触ってみると少し熱くなっているのがわかりますね。
ですから、周りに隙間がないと、熱効率が悪化して消費電力が増加します。

冷蔵庫と壁の間にしっかりスペースを作って置く。

後ろ側の余裕が10cm未満だと約15%、側面の余裕が2cm未満では約20%、上面に物を乗せた場合に約10%も消費電力が増加するとの試算もあります(機種によって異なります)。

冷蔵庫は家の中で24時間、365日間電力を消費し続けています。風通しをよくし、直射日光を避けたり放熱体(暖房の風なども)を近く置かないなど、置き方を工夫するだけで、その後は何もしなくても効率のよい使い方ができるんです。


補足解説

  • 電気冷蔵庫は、庫内の温度変化に応じて、モーターの稼動を調整して、温度を下げるようになっています。
    ドアを開けたときに外気温の影響で庫内の温度が上がったり、外気温そのものが高くなって冷気が壁面を伝って逃げるなど、庫内の温度条件が上がるとモーターが稼動します。その分電力消費量が大きくなるわけです。
    外気温が25℃のときにモーター稼働率50%だったものが、30℃では75%に上がったとの測定結果もあります。

データ出典

  • 消費電力の変化:「TEPCO省エネルギーなるほど情報」、東京電力
  • 「冷蔵庫の温度調査」、ひのでやエコライフ研究所

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