殺虫剤やシャンプーなど、商品そのものに化学物質が含まれているもののケミカル・ケアは当たり前。では、家電や自動車などはケミカル・ケアとは関係ない?
いいえ。多いに関係あります。家電や自動車などの製品は、化学物質自体を売っているものではありませんが、その製造工程では様々な化学物質が使われ、一部は製品と一緒になって出荷されています。
例えば、塗装や洗浄の工程。塗料を溶かすシンナーや、洗浄剤の塩素系溶剤が使われています。
ケミカル・ケア上級者は、『作るときに使われる化学物質』のことまで考えたいところ。工場でその製品1つを作るのに環境に与えた影響のことを想像し、より環境にやさしい作り方をしているものを選んで買うことが、一歩進んだケミカル・ケアです。
作るときに使われる化学物質については、各社がホームページなどで公表している環境報告書や、PRTRデータからも見ることができます。
なお、環境にやさしい作り方をした製品を選ぶことは、環境配慮に頑張っている工場を応援してあげることにもなります。どんどん、環境にやさしいもの作りが増えるように、ケミカル・ケアの視点からしっかり選んでみてはいかがですか。
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