メインコンテンツ ここから

[海外エコニュース一覧]

【EU】2020.02.05 発表

欧州環境庁、欧州の森林情報ポータルサイトを立ち上げ

 欧州環境庁(EEA)と欧州委員会は、欧州の森林の現状、健全性等を監視するための新たなポータルサイト「欧州森林情報システム(FISE)」を立ち上げた。欧州全域と西バルカン地域6か国から収集・分析されたデータをEU内外の政策立案者、林業専門家、森林所有者、研究者等のニーズに応じて提供するシステムで、欧州初の森林情報共通データベースとなる。専門知識の共有等を促して森林生態系・管理の複合的変化・課題へのさらなる理解を助けることが狙いで、欧州グリーンディールや今後のEU森林・生物多様性戦略の裏付けになるとしている。欧州の40%超を占める森林は、木材の提供など多様な機能と欧州生物多様性の大半を有し、その生態系サービスは人の健康等に寄与している。森林は気候変動の影響軽減等にも重要で、主な二酸化炭素吸収源とされているが、その管理手法は必ずしも持続可能ではなく、大気・水汚染、山火事等での負担も増しており、EUの広範な環境政策の重要課題となっている。FISEは基本データ(林相等)、生物経済等5つの優先テーマで段階的に拡大される予定。【欧州環境庁】

前のページへ戻る