生態系

[ セイタイケイ ]

解説

食物連鎖などの生物間の相互関係と、生物とそれを取り巻く無機的環境の間の相互関係を総合的にとらえた生物社会のまとまりを示す概念。
まとまりのとらえ方によって、1つの水槽の中や、1つのため池の中の生物社会を一つの生態系と呼ぶこともできるし、地球全体を一つの生態系と考えることもできる。
こうした考えは19世紀末ごろからあったが、1935年にイギリスの植物学者タンスレイ(A. G. Tansley 1871?1955)が生態系という概念を提唱し、広まった。生態系は周辺環境の状況などにより変化するが、その系の中で互いに働きかけて安定化する性質がある。しかし、強いインパクトで破綻を来たすこともある。人間活動による急激な環境改変や意図的・非意図的な外来種の導入などが原因となり、多くの地域で生態系の急速な変化・破綻を引き起こしている。

詳細解説

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