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【イギリス】2024.02.01 発表

イギリス環境・食糧・農村地域省、海洋保護区内の底引き網漁禁止を拡大する新規則を発効へ

イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、沖合の海洋保護区(MPA)において貴重な種と生息地を保護するために底引き網漁を禁止する海洋管理機構(MMO)の規則が、2024年3月22日に発効すると発表した。
2022年6月から北海の浅堆ドッガーバンクなど4つのMPAにおいて同種の漁具の使用が禁止されており、新規則ではコーンウォール州ケープバンク、ケント州グッドウィン砂洲など13のMPAが新たに対象となる。約4,000平方キロメートルの海域が加わることになり、これまでの規則と合わせ18,000平方キロメートルが底引き網漁の被害から保護されるという。
MMOは、2024年までにイングランド沖合の54のMPAすべてを漁業活動の影響から守ることを目指している。礁や砂洲といった海洋の貴重な地形に対するおもり付きの網などの影響のエビデンス公募(2023年実施)や、高度に移動する種(ネズミイルカや海鳥)に対する漁具の影響のエビデンス公募(実施中)などの結果をふまえ、海洋環境の保護と持続可能な漁業のための生態系の回復を図っていくという。

【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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