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【カナダ】2024.01.26 発表

カナダ環境・気候変動省、先住民主導の自然気候ソリューションに1,280万ドルを拠出

カナダ環境・気候変動省は、先住民(ファーストネーションズ、イヌイット、メティス)主導で行われる自然を活かした気候変動対策に1,280万ドルを提供すると発表した。生態系の回復や保全を通じて炭素の回収や貯留を強化する取組を支援する14億ドルの基金からの拠出で、同基金からは最大7,690万ドルが先住民支援に配分される。対象となる27のイニシアティブは先住民の伝統的知識と現代科学を統合して湿地、泥炭地、草原などを保全、回復、強化することにより、気候変動と生物多様性損失に対処する。

以下は対象イニシアティブの一部。
・オンタリオ州のメティス
 炭素会計の能力構築、長期保全のための土地取得などを通じた将来の先住民主導の活動の支援
・ノヴァスコシア州のウナマキ自然資源研究所
 ケープブレトン島での自然に基づく解決策の採用と監視、先住民との知識共有、意思決定の枠組の創設
・アルバータ州のファーストネーション
 古老とナレッジキーパー(知識管理人)の広範な関与による泥炭地の回復を通じた、カリブーの生息地の一体性保全や炭素隔離の推進

【カナダ環境・気候変動省】

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