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【ドイツ】2017.10.06 発表

ドイツ 黒い森がユネスコ生物圏保存地域に認定

 ドイツ連邦環境省は、ドイツ南部に広がる黒い森がドイツ国内16地域目のユネスコ生物圏保存地域に認定されたことを公表した。28の市町村にまたがる約630平方キロメートルにわたるこの山岳地では、地域独特の放牧がおこなわれるなど、伝統的で独特な景観が広がっている。さらに、村独自の衣装や言葉なども存在している。ユネスコ人間と生物圏(MBA)委員会会長のパウルス氏は、「ドイツのユネスコ生物圏保存地域では、自然や文化景観を維持しつつ地域を持続可能にするために取り組みが行われてきた。黒い森では、偉大な文化景観を共同で維持し、発展させるため、地域の住民による活動が印象的である」と述べた。ドイツ国内の生物圏保存地域では、年間約6,500万人の観光客が訪問し、約30億ユーロの売り上げ効果につながっている。【ドイツ連邦環境省】

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