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【国連】2018.06.05 発表

国連環境計画、世界のプラスチック汚染対策の現状を評価

 国連環境計画(UNEP)は、世界環境デーの6月5日、各国政府のプラスチック汚染対策を包括的に評価した報告書「使い捨てプラスチック:持続可能性のためのロ−ドマップ」を公表した。これは60を超す国々の事例研究をもとに、プラスチックの経済における複雑な諸関係を分析し、政策決定者が取りうる具体策を、廃棄物管理の改善、環境保全型代替品の推進、消費者教育、自主的削減戦略、使い捨てプラスチックの使用と販売に課す禁止措置と課徴金の実施などの項目にわたって提案した。なかでも、政府による課徴金と禁止措置は、適切に計画し実施するならば、使い捨てプラスチックの過剰利用を抑制するうえで最も効果的な手法の一つだという。しかしそれだけでなく、企業など民間部門の幅広い協力が基本的に不可欠であるとして、拡大生産者責任、循環型経済に沿った対策へのインセンティブなど、より川上側の政策のためのロードマップを提示した。報告書は、UNEPが世界環境デーを主催したインド政府と共同で作成した。【国連環境計画】

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