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[海外エコニュース一覧]

【アメリカ】2017.05.09 発表

アメリカ環境保護庁、ニューイングランドの市民に夏季のスモッグへの警戒を呼びかけ

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、暑い夏の到来を前にして、ニューイングランド地方の住民にスモッグ(地表オゾンと大気汚染粒子状物質との結合で発生)による健康リスク増大に警戒するよう呼びかけた。EPAはニューイングランド各州と連携して大気質予測を毎日公表しており、住民は地域の大気質の現況と翌日の予測をEPAのウェブサイトで毎日入手できるほか、EnviroFlashシステムから「大気質警報」を受信できるよう登録することも可能。スモッグの発生は夏の高温で増加し、呼吸器疾患を持つ人等に特に影響を及ぼす。大気質警報は、オゾン濃度が2015年のオゾン基準(8時間平均で0.070ppm)を超過あるいは超過が予測される場合に、無料で登録参加者に携帯メール等による自動通知がなされる。ニューイングランドでオゾン濃度が健康に有害となる日数は、2016年は32日間(1983年は118日間)と大幅に減少した。これはオゾンを生成するCO2排出量の減少によるものとして、EPAは市民や企業にさらなる大気質改善のための行動を呼びかけている。【アメリカ環境保護庁】

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