【内閣府】2010.11.01 発表
内閣府は平成22年9月に、全国の成人3,000人を対象にして実施した動物愛護に関する世論調査の結果をまとめ、22年11月1日公表した。
有効回答があった1,939人のうち、ペット飼育の好き嫌いについては、「好き」とする割合が72.5%、「嫌い」とする者の割合が25.1%となっている。
前回(平成15年)の調査結果と比較すると、「好き」とする者の割合が65.5%から72.5%に上昇し、「嫌い」とする者の割合が31.7%から25.1%に低下している。
ペットを「飼っている」人は34.3%(前回36.6%)、「飼っていない」人は65.7%(前回63.4%)と前回と大きな差異は見られなかった。
飼育しているペットの種類については、「犬」を挙げた者の割合が58.6%と最も高く、続いて「猫」(30.9%)、「魚類」(19.4%)などの順となっており、前回の調査結果と比較して見ると、「魚類」を挙げた者の割合が11.7%から19.4%に上昇していた。
犬または猫を「飼っている」と答えた人に所有者明示の有無について聞いたところ、「すべての犬に明示している」と答えた者の割合が33.8%,「一部の犬に明示している(一部の犬は明示していない)」と答えた人の割合が2.1%、「明示していない」と答えた人の割合が64.1%となっていた。また、「すべての猫に明示している」と答えた人の割合が17.5%,「一部の猫に明示している(一部の猫は明示していない)」と答えた人の割合が2.9%、「明示していない」と答えた者の割合が79.6%となっていた。
所有者明示の方法については、犬については、「首輪」を挙げた人の割合が73.6%と最も高く、続いて「名札」(25.7%)、「マイクロチップ」(12.1%)などの順となっていた。猫については、「首輪」を挙げた人の割合が78.6%と最も高く、続いて「名札」(33.3%)などの順となっていた。
前回の調査結果と比較して見ると、犬については、「首輪」を挙げた人の割合が86.9%から73.6%に低下し、「マイクロチップ」)を挙げた人の割合が2.4%から12.1%に上昇していた。
一方、所有者明示を行わない理由としては、犬については、「明示する必要がないと考えるから」を挙げた人の割合が71.7%と最も高く、続いて「面倒だから」(12.0%)などの順となっていた。猫については,「明示する必要がないと考えるから」を挙げた人の割合が72.4%と最も高く、続いて「動物がいやがるから(かわいそうだから)」(17.6%)などの順となっていた。【内閣府】
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