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[海外エコニュース一覧]

【フィンランド】2019.04.08 発表

フィンランド環境研究所、炭素フットプリント計算ツールを使いやすく更新

 フィンランド環境研究所(SYKE)は、炭素フットプリント計算ツール「クライメート・ダイエット・カリキュレーター」をより使いやすいものに更新した。このツールでは、利用者が自分の選択(住宅、輸送、食品、モノやサービスの消費)から発生する温室効果ガスを計算し、炭素フットプリント削減のための実践に生かすことができる。「結果」ページでは、国民平均のほか、居住地、家族構成、収入などが同程度の回答者との比較もできる。今回画面をシンプルにすると共に、多くの学校でタブレット型コンピューターが導入されていることを受け、モバイル機器でも使いやすいようユーザーインターフェースを一新した。ツールは個人の選択に焦点を当てているが、環境配慮型の選択を妨げているものを分析することで、中央政府や自治体は税制、製品基準、公共サービス、都市計画策定を通じて、企業は環境配慮型の製品やサービスの提供を通じて、社会の炭素フットプリント削減に貢献できる。ツールは、もともと2010年に「自治体炭素中立プロジェクト(HINKU)」等との連携で開発された。【フィンランド環境研究所】

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