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【イギリス】2024.03.25 発表

イギリス、食品廃棄物の週次回収に向け約3億ポンド拠出へ

イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、2026年3月31日までにイングランド全土で食品廃棄物の週次回収を開始するため、2023~2024年に最大2億9,500万ポンドを自治体に交付すると発表した。食品廃棄物の回収をまだ完全に実施していない自治体が対象で、交付金は家庭向けの生ごみ用ごみ箱や専門の回収車の費用に充てられる。これは政府が計画しているリサイクルシステム簡素化の一環であり、この計画を通じ、全国でリサイクルできるものとできないものの区別が統一されるという。
イギリスでは毎年1,000万トン以上の食品が廃棄されており、その多くは埋立処分されている。DEFRAは、各家庭から食品廃棄物を分別回収することで、その他のリサイクル可能な廃棄物が汚染されるのを防ぎ、食品廃棄物を埋立地ではなく嫌気性消化施設で処理することができると説明する。食品廃棄物から家庭や企業の電力源となる持続可能エネルギーを生むことができ、同廃棄物に伴う温室効果ガス(GHG)の排出量は1,800万トン以上減るという。

【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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