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【ドイツ】2024.03.20 発表

ドイツ、ナミビア政府とグリーン水素生産協力体制の強化に合意

ドイツ連邦経済気候保護省(BMWK)は、ドイツ連邦政府とナミビア政府がグリーン水素生産のための協力体制の更なる強化に合意したことを公表した。
これは2022年に両国間で締結された水素とPtXに関する協力をさらに発展させるもの。対象となるのは、ナミビアの新組織「グリーン水素ナミビアプログラム」への支援であり、地域の人々に利益をもたらす地域に根付いた水素の価値連鎖の確立を目指す。またドイツ物理技術研究所(PTB)と協力し、グリーン水素の技術基準の設定、法律や規格に関する助言提供、専門家の訓練を目的としたナミビア政府当局との二国間協力を進めるとしている。
さらに、「ハイフン」プロジェクトに出資するドイツ企業 ENERTRAG社に対してプロジェクトの支援を表明する文書を発行し、ここで、水素生産を目的に年間200万トンのグリーンアンモニアが生産される予定のサハラ以南アフリカ最大の水素プロジェクトへの関心を表明した。
連邦政府は水素戦略において、2030年までに総水素需要量を95~130TWhと定めている。 この大部分は輸入での調達が求められている。連邦政府は、風力と太陽光の条件並びに政治上と制度上の安定性により、ナミビアはグリーン水素とその関連製品の生産と輸出に理想的な場所であると考えており、ナミビアにおけるグリーン水素経済の発展は、持続可能な開発や地域の価値連鎖の確立、雇用創出に貢献するとしている。

【ドイツ連邦経済気候保護省】

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