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【研究機関】2023.11.08 発表

世界気象機関、エルニーニョ現象は2024年春季まで続く見込みと発表

世界気象機関(WMO)は、2023年春季に太平洋赤道域中央~東部で発生したエルニーニョ現象は、北半球の冬季を通じて90%の可能性で継続すると発表した。夏季に急速に発達したエルニーニョ現象は、9月に中程度の強さとなった。今後2023年11月~2024年1月にピークに達し、2024年春季に徐々に終息していくと予測される。2023年11月~2024年1月にENSO中立に移行する可能性は非常に低い(10%)。影響は少なくとも2023年末から2024年第1四半期まで続くという。
WMOのターラス事務局長は、「2023年はすでに記録的な気温と海面水温が続いており史上最高温の年となる可能性が高い。エルニーニョ現象の影響は発生の翌年に現れる」として、2024年の極端気象と災害の増加を警告する。10月発表の気象予測「全球季節気候アップデート」は、2023年11月~2024年1月の世界の気候について、平年より高い海面水温と気温を予測する。北半球では特に北緯40度以南と北緯65度以北の地域で、南半球ではほとんどの地域で、気温は平年を上回る。
【世界気象機関】

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