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【イギリス】2019.05.01 発表

イギリス環境・食糧・農村地域省、サーカス団での野生動物の使用を禁じる法案を発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、2019年5月1日、イングランドにおいてサーカス団での野生動物の使用を禁じる法案を発表した。現状ではサーカス団でトナカイやシマウマ、ラクダなどが使われているが、観客が野生動物の生態を理解するためにならず、保全の観点から現代社会において容認できるものではないとした。DEFRAのゴーヴ大臣は、この法案が、サーカス団で野生動物を見世物にするという時代遅れの文化を終わらせるとし、「象牙取引禁止、フィン法(警察犬や馬への攻撃を正当防衛ではなく犯罪とみなす法案。呼称は容疑者追跡中に刺された警察犬「フィン」に由来する)とともに、動物保護先進国としてのイギリスの立場を強化する」と述べた。長年にわたってサーカス団での動物使用禁止を求めていた複数の動物福祉団体は、法案を歓迎する声明を発表した。なお、2018年2月、DEFRAは既存の野生動物使用の認可規則が2020年1月に期限を迎えるまでに禁止措置を導入することを約束していた。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

プレスリリース

https://www.gov.uk/government/news/gove-delivers-legislation-to-ban-wild-animals-in-circuses

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