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【地方自治体】2018.03.28 発表

栃木県、レッドデータブックを改訂 1025種を絶滅危惧種に分類

 栃木県は、絶滅の恐れがある県内の野生動植物の生息状況などをまとめた県版レッドデータブックを改訂した。改訂は2005年の初版発行以来、初めて。初版より254種多い1536種(うち絶滅危惧種は1025種)の情報を掲載した。希少な野生動植物の現状を把握し、保全活動につなげる。
 県は、県内の野生動植物を絶滅の危険度に応じてランク付けした県版レッドリストを作成し、5年をめどに改訂している。改訂版レッドデータブックは、昨年3月に策定した第3次レッドリストを基に、その後の調査で得られた最新の情報も加味して編集した。
 絶滅危惧種は初版より147種増えて1025種になった。県内で絶滅したとされていたホンゴウソウが約80年ぶりに発見されたことや、在来種のオナモミが外来種のオオオナモミの繁殖の影響で絶滅したことなど、昨年のレッドリスト改訂の情報を掲載した。
 改訂版は絶滅危惧種をランク別に色分けし、鳥類、魚類、昆虫などインデックスを付けて見やすいデザインにした。A4判、カラー全992ページで、定価5400円(税込み)。発売は随想舎(宇都宮市)。県内主要書店やインターネット通販で販売している。
 

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