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[国内エコニュース一覧]

【企業】2018.03.20 発表

日本マクドナルド、米国コミットメントをもとに温室効果ガス排出削減の活動強化

 日本マクドナルドは、温室効果ガス排出削減に向けた活動を強化する。米国マクドナルドが3月20日に公表した温室効果ガス低減に関するグローバルコミットメントをもとに、日本国内で取り組みを進める。グローバルコミットメントは、2030年までに店舗やオフィスに関連する排出量を、2030年に2015年基準から36%削減する、としている。

 米国マクドナルドは加盟店や供給事業者とともに、この目標達成を目指すと同時に、2030年までに供給網全体で食品、梱包材の廃棄量を2015年の水準から31%削減することを掲げた。これらの活動によって2030年までに1億5000万tの温室効果ガス排出量を抑制する。マクドナルドは世界120カ国・地域で約3万7000の飲食店を運営している。

 日本マクドナルドは、継続可能な形で生産された木材に与えられるFSC(森林管理協議会)認証紙を使用した紙製容器包装類への転換や、食品リサイクルの促進、PDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルを活用した省エネシステムの導入などの活動を推進してきた。オーダーメード方式で調理するシステムでフードロスも削減している。

 2016年実績でFSC認証紙の紙製容器包装は45%に達し、2020年までに100%にする。食品リサイクル率は49%と外食産業平均の25%を大きく上回る。エネルギー使用量は原油換算で前年比6%低減し、CO2排出量は同12%削減した。今後は現在展開している取り組みを一層強化し、店舗機器の省エネ化を図るなど、さまざまな活動を実施する。
 
【日本マクドナルド株式会社】

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