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[海外エコニュース一覧]

【国連】2017.09.01 発表

世界気象機関、極端な多雨および少雨が各国で社会経済的影響を及ぼしていると報告

 世界気象機関(WMO)は、極端な多雨および少雨が世界中で社会経済的影響を及ぼしていると報告した。アジアでは、モンスーンの豪雨によってバングラデシュ、インド、ネパールで約4100万人が洪水や土砂崩れの被害を受け、1200人以上の死亡が報告されている。アフリカでは、サヘル地域と西アフリカの大部分で季節的降雨量が平年を上回り、2017年8月末の豪雨はナイジェリアやニジェールなどで河川の氾濫を引き起こした。アメリカ合衆国本土では気温が過去最高の年の一つとなっており、1~7月までの気温は観測史上2番目に高く、降水量も過去7番目に高い。加えてハリケーン「ハービー」はテキサス州南東部とルイジアナ州南東部で深刻な洪水を引き起こした。南アメリカの一部では数か月にわたり異常な多雨が続いたが8月に干ばつが取って代わった。コロンビア、ベネズエラなどの一部では現地の春季中に乾燥による干ばつが懸念されている。欧州ではイタリアと南フランスの一部で深刻な干ばつが発生した。【世界気象機関】

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