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【国連】2025.05.22 発表

キルギス、80万ヘクタールの生態的回廊を設置へ

国連環境計画(UNEP)によると、キルギスは自然保護と持続可能な土地利用の両立を目指した国内最大規模の生態的回廊を設置すると発表した。

キルギスでは気候変動と過放牧の影響で、国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種レッドリストに危急種として登録されているユキヒョウとその被食者などの生息地の状況に変化が生じている。
この回廊の導入により、山岳地帯の野生動物の移動と分散の経路が確保されるという。
また回廊となるエリア内でこれまで放牧されていたヒツジの数の削減(1万5,000頭の削減)も地域の牧畜民との間で合意され、牧草地の回復や野生生物による牧草地の利用の助けとなる。

回廊の概要の決定にはUNEPが提供した生態学的モデリングが用いられ、ハン・テングリ国立公園、ナリン自然保護区、両者間に位置する他の保護区を連結した合計120万ヘクタールの範囲となった。
中央アジアにおける自然保護のモデルとして期待され、国境をまたぐ回廊の設置も検討されているという。

【国連環境計画】

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