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【EU】2021.01.08 発表

EUコペルニクス気候変動サービス、2020年の世界の年平均気温は2016年と一位タイ、CO2濃度は上昇を継続と発表

 EU地球観測プログラム「コペルニクス」の「コペルニクス気候変動サービス(C3S)」は、2020年の世界の年平均気温は、2016年の過去最高値とタイであったと発表した。2020年は、平年値(1981~2010年の累年平均値)より0.6℃高く、工業化以前(1850~1900年)より約1.25℃高かった。過去6年間は史上上位6位までを占める高温が継続し、過去10年間は史上最も高温の10年となった。欧州では、過去最高であった2019年を0.4℃、平年値を1.6℃上回って最高値を更新した。平年値との差が特に大きい地域は北極とシベリア北部で、広い範囲で平年値を3℃、一部では6℃以上上回った。北極圏では高温のため大規模山林火災が発生し、2019年の記録を3分の1以上上回る大量のCO2が排出された。2020年後半、北極海氷面積は平年値を大きく下回り、7月と10月に当月値の最小を記録した。
 CO2のカラム平均濃度は413ppmの最高値を記録した。濃度は上昇を続け、前年(2019年)の2.5±0.2ppmよりわずかに緩やかだったものの2.3±0.4ppm上昇した。
【EUコペルニクス気候変動サービス】

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