WBCSD

[ ダブリュウビーシーエスディー ]

解説

1992年の地球サミットに対応して1991年に世界33カ国から経済人が集まって設置された会議。現在では、35を超える国の約170の国際企業によって構成され、20の産業部門にまたがるものとなっている。経済成長、生態系のバランス及び社会的進歩を3本の柱として活動を続けている。

これまでの活動としては、環境マネジメントシステムに関する国際規格の策定を民間の国際組織であるISOに対して要請したこと(1991年、ISO14000シリーズの発効は1996年)、「チェインジングコース」(1992年)を出版して世界の企業の経営者の環境問題への認識の変化を明確にしたこと等があげられるが、企業の環境効率性のコンセプトを提唱し、それを高めるために主導的な役割を果たしていることでも知られている。なお、環境効率性とは、一定の財やサービスの生産に伴って発生する環境への負荷を削減するための指標となる概念である。

詳細解説

EICネット 環境用語集