TEQ

[ ティーイーキュー ]

解説

毒性の強さを加味したダイオキシン類(ダイオキシン(TCDD)、ポリ塩化ジベンゾフラン(TCDF)、コプラナーPCB(Co-PCB))の総量を示す単位。ダイオキシン類対策特別措置法による耐用一日摂取量や環境基準、また、食品や環境媒体中のダイオキシン類の濃度や量の表示に使用される。

ダイオキシンは、塩素の数及び位置が異なる異性体(同族体を含む、以下同じ)の混合物として環境中に存在する。毒性の強さは異性体によって異なるため、ダイオキシンの異性体の量を単純に合計しても、その数値で毒性影響を評価することはできない。ポリ塩化ジベンゾフラン及びコプラナーPCBも同様である。

そこで、ダイオキシン類では、各異性体の量に最も毒性の強い異性体とされる2,3,7,8,-TCDDを1とした場合のそれぞれの相対的な毒性の強さの係数(TEF、毒性等価係数)を乗じた値の総和として表わすのが一般的となっている。日本では2008年度以降は、TEFには2006年にWHOが設定したものが使用されている。

このように異性体・同族体の量当たりの毒性を評価して2,3,7,8-TCDDの量に換算した値は、その数量から毒性影響を評価することが可能である。換算された数値には、重さの単位にTEQを付けて単純な物理量ではないことを明示することになっている。(2026年8月改定)

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